成田悠輔の英語力と彼の考える英語勉強法
アメリカのイェール大学で助教授として、英語で専門的な分野を英語圏の人たちに教えている、高度な英語力を持つ成田悠輔さん。
英語スピーチでの評価の高さも話題になっていますね。
実は、大学卒業まで英語が話せなかったという成田悠輔さん。だとしたら、その英語力は、一体どのようにして身に着いたのか?
この記事では、成田悠輔さんの英語力向上の秘訣と、彼が提案する効果的な英語勉強法、日本の英語教育に対しての考えについて探っています。
成田悠輔の英語力は?検証するまでも無い!
- 成田悠輔さんの英語力について
- 大学卒業時は英語が話せなかった
- 成田悠輔の英語スピーチ
- 論文英語について
成田悠輔さんの英語力について
米イェール大学助教授で経済学者の成田悠輔さんの英語力を検証しているYoutubeを見ましたが、なんとも言えない気分になりました。
まず、成田悠輔さんの英語力は間違いなく素晴らしいと思います。
海外で上位10校に入るトップレベルでの大助教授を務めるぐらい、優れた英語の話し手です。
専門分野を英語圏で英語で教えることの凄さ。それだけで十分すぎるぐらい、彼の英語力の素晴らしさを証明しているのです。
- 成田 悠輔(なりた ゆうすけ)
- 1985年生まれ
- 研究者・事業者・執筆者
- 麻布中学校・高等学校卒業
(小中高では不登校気味) - 東京大学経済学部卒業
- 東京大学経済学部大内兵衛賞受賞
(最優秀卒業論文) - スタンフォード大学客員助教
- マサチューセッツ工科大学で博士号取得
- 現在はアメリカでイェール大学の助教授
- 半熟仮想株式会社代表取締役
- 専門はデータ・アルゴリズム・数学・ポエムを使ったビジネスと、公共政策の創造とデザイン
- 研究分野は経済学(労働経済学、教育経済学、計量経済学)
[st-kaiwa1]イエール大学は、2023年世界大学ランキング(つまり頭の良い順)で第9位にランクインしています。[/st-kaiwa1]
1位 | オックスフォード大学 |
2位 | ハーバード大学 |
3位 | ケンブリッジ大学 |
3位 | スタンフォード大学 |
︙ | ︙ |
9位 | イエール大学 |
ちなみに、東京大学は39位、京都大学は68位です。
上記のYoutube動画でのコメント欄から抜粋します。
Youtubeコメントより
成田さんの英語を聞いた時に、とにかく早いと感じました。母国語じゃない英語を、こんな怒涛の勢いで話せるって、とにかくすごいと思う。
成田先生の声は本当に深みがあって安心感がありますよね。
何よりもボギャブラリーが豊富で私ももっと勉強してボギャブラリーを増やさなきゃと刺激になります。
確かに成田さんの英語は全体的な抑揚はネイティブっぽいかと思いますが、単語の発音はベタの日本語アクセントですよね。でもアメリカは色んな人種がいて、色んな訛りの英語を話す人達がいます。なので、発音がどうの、イントネーションがどうのって格好つける必要は無いと思います。話す内容が何なのかが大事です。
成田氏が、イエールの先生と言う事実だけで充分なのに、下らない検証だと思います。
何でも上手に出来れば、それに越した事はありませんが、英語をネイティヴの様に喋る必要性ってなんだろうか?
最後2つのコメントに、私も同感です。
日本人はどうしてこれほどまでに「発音」ばかりに拘るのでしょうか?
英語力=発音の正確さや流暢さだけでは、決してないはずです。
私は「英語力=会話力」だと思っています。
相手の意図することを正しく汲み取り、こちらも相手に誤解を与えたり失礼の無いように応答することが出来るレベル、それが英語力だと考えています。
非ネイティブがネイティブ並みの発音で話せないと、まるで英語力がないように言われるのは、本当に馬鹿馬鹿しい考えだと思います。
大学卒業時は英語が話せなかった
驚いたことに、実は大学卒業時は英語がしゃべれなかったという成田悠輔さん。
ではどのようにこのレベルまでに英語を習得したのでしょうか。
大学を卒業したころは英語がまったくしゃべれなかったし、書くこともほとんどできませんでした。就職活動を少しだけしたとき、外資系企業の英語面接で何も話せず、地蔵のように凍り付いていた記憶があります。
引用元:AERA
成田悠輔さんの英語力向上の秘訣は、徹底した音声学習と独自の学習法にあるようです。
彼は、週に20時間以上のリスニングトレーニングを行い、英語ネイティブの発音やイントネーションを徹底的にマスターしています。
また、アクティブラーニングを重視し、TEDトークやアカデミックな講演の動画を使ってリスニングとノート取りを組み合わせています。
これにより、彼は自身の英語力を向上させると同時に、リアルなコミュニケーション能力を高めています。
成田悠輔さんの英語力向上の秘訣は、日々の積み重ねと効果的な学習法の結果です。
英語のニュース記事を逐語訳することで、リーディングとライティングのスキルを同時に伸ばしています。
これによって、彼は英語の4技能である言語習得の均衡を保ちつつ、専門的なコミュニケーション能力を向上させています。
成田悠輔の英語スピーチ
成田悠輔さんの英語スピーチは、彼の印象的なコミュニケーションスキルを示す一例です。
彼のスピーチは論理的で聴衆を引き込む力があり、専門的なトピックでも的確に説明する能力が光ります。
成田悠輔さんの英語スピーチ力は、高度な専門知識と伝達力の結晶です。
彼はスピーチの際には最新のデータやケーススタディを取り入れ、聴衆に説得力のある情報を提供しています。
例えば、彼のプレゼンテーションでは、過去10年のグローバル市場動向に基づいて、ビジネス戦略の変化を詳細に解説しています。
このような専門的なアプローチにより、彼のスピーチは業界の専門家にも高く評価されています。
論文英語について
成田悠輔さんの論文英語は、専門的な知識を適切に伝える能力を示しています。
彼は論文執筆においても、正確な表現と専門用語の適切な使用に努めており、その分野での専門家としての信頼性を高めています。
英語での論文の書き方「THE LITTLE BOOK OF RESEARCH WRITING」の邦訳版を、監修されています。
英語力向上のための勉強法とは?
- 成田悠輔さんの英語勉強法
- 英語の二極化とは?
- 留学経験がもたらす英語環境
成田悠輔流 英語勉強法
やっぱり天才と呼ばれる人は、発想が面白いですね。
英語刑務所、本気で「いいかも」って思いました。
成田悠輔さんはその他にも、英語勉強において計画的かつ効果的な方法を取り入れています。
彼の学習法は、どのようなステップやアプローチから成り立っているのでしょうか?
彼の英語勉強法を理解することで、私たちも効率的な学習を実践できるかもしれません。
成田悠輔さんの勉強法
このYoutube動画は、英語学習だけに言及しているのではなく、勉強方法全般についてのお話でしたが、とても納得のできるものでした。
このように、全く違う目的でありながら、勉強法としてひとまとめにしようとしているから、効率が悪かったり全然上達せず遠回りだったり、そもそも向いていないことをやり続けようとしているのだと。
日本の英語教育について
成田悠輔さんは英語教育にも関心を持ち、その分野での貢献も行っています。
彼のアプローチや提案は、新しい方法や視点を提供し、英語教育の充実に寄与しています。
成田悠輔さんは、英語の二極化に関して独自の視点を持っています。
成田さんのいう「英語の二極化」とは、以下になります。
- 本当の意味で英語を必要とする人が、英語を体に染み込ませることとなる
仕事で英語でしか会話できない場所など - 日本語だけで生活出来ている人は、最低限のコミュニケーションが取れればいいので、翻訳機械やAIなどツールの助けを借りればいい
そして彼は、どの場面でも一貫して、下記のような持論を唱えています。
- 「英語を本当に身に着けたいと思うなら、英語しかない環境に身を投じるべきで、そこまで出来ないというなら、それは現状に(英語ができなくても日本語だけで生活することに)満足している人達ということ」
成田悠輔曰く、「日本人の99%よりAIの機械翻訳の方が英語力が高い。中途半端に英語を勉強して表現するなら、日本語で話してAI翻訳の方がいい内容になる。英語を時間かけて勉強するよりも自分の中身や伝えるべき内容を作るスキルを上げることに重点を置いた方が今後はいいかもしれない」#初耳学 pic.twitter.com/w7THSMBW5M
— あつし@副業アフィリエイター (@atsushi_affili) July 9, 2023
グローバルビジネス環境の変化と英語の格差
成田悠輔さんの見解によれば、英語の二極化はグローバルビジネス環境に大きな影響を及ぼしています。
彼は英語が国際ビジネスの共通語としてますます重要視されている一方で、英語を得意とする人々とそうでない人々との格差が拡大していると指摘しています。
特に英語がビジネスでのコミュニケーションやキャリアの発展において必須のスキルとなっている現代社会において、英語の不足は進んだキャリアの障害となる可能性があります。
ソーシャルメディアと文化的な二極化
成田悠輔さんは、ソーシャルメディアの普及と共に広がる英語の二極化にも注目しています。
彼は、インターネットの世界では英語が主要なコミュニケーションツールとなっている一方で、特定の地域や言語圏が独自のコンテンツを生み出す文化的な二極化も進行していると指摘しています。
これにより、英語を理解できる人々とできない人々との間に情報格差が生じる可能性があり、異なる文化や価値観の理解が深まらない課題が浮き彫りになるでしょう。
教育と職業の選択への影響
成田悠輔さんは、英語の二極化が教育と職業の選択にも影響を与えていると述べています。
英語が求められる職種や大学の入学要件が増加している一方で、英語を学習する環境や機会に恵まれていない地域の学生や労働者が不利な立場に立たされる可能性を指摘しています。
このような状況は、社会的な格差を広げる要因となり得るため、教育の均等性や機会均等に対する課題として重要な課題となるでしょう。
言語の多様性と共通性のバランスの重要性
成田悠輔さんは、英語の二極化の問題に対して、言語の多様性と共通性のバランスを重視する必要性を強調しています。
英語が国際的なコミュニケーションを円滑にするための重要なツールである一方で、地域の文化や言語の尊重も大切であると考えています。
成田さんは、英語の普及と並行して、地域固有の言語や文化も大切にすることで、共通の理解と尊重を促進する取り組みが求められると述べています。
留学経験がもたらす英語環境
異文化との触れ合い
成田悠輔さんが勧める留学経験のメリットは、異文化との触れ合いを通じて、英語力向上への大きな影響をもたらすことです。
留学先での日常生活からビジネスコミュニケーションまで、英語を用いる機会が豊富なため、自然なコミュニケーションスキルの向上に貢献します。
例えば、現地の市場での価格交渉やプレゼンテーションにおいて、リアルな英語でのコミュニケーションを通じて、実践的なスキルが磨けます。
ネイティブスピーカーとの交流
ネイティブスピーカーとの交流を通じて、地道な英語力向上につながります。
現地の友人や同僚と積極的に交流し、自然な英語表現やスラングを学ぶことも大事だと言います。
特に、ビジネスコンテキストでのコミュニケーションでは、ネイティブスピーカーからのフィードバックを受けながら、専門的な表現や商談テクニックを習得できます。これにより、英語スキルは実用的なレベルへと向上するでしょう。
成田悠輔の本完全ガイド|
著書から愛読書まで天才経済学者の読書世界を徹底解剖
留学先での実務経験
留学先での実務経験は、専門的な英語スキルを養う上での重要な要素となります。
現地の企業でのインターンシップを通じて、ビジネスコミュニケーションの実際的な側面を学ぶことができます。
これにより、専門分野における英語表現や業界特有の用語の理解を深めるとともに、異なるビジネス文化への適応力も向上します。
バイリンガル環境での学び
成田悠輔さんいわく、留学経験はバイリンガル環境での学びから多面的なスキルの獲得につながるということです。
英語圏の大学での学術的な授業を受けることで、専門知識の深化と英語での学問的な表現能力を向上させられます。
また、英語でのディスカッションやプレゼンテーションを通じて、論理的思考力やコミュニケーションスキルも育ちます。
これにより、専門的な英語表現力だけでなく、幅広いスキルセットを獲得することができるでしょう。
英語環境での挑戦がもたらす成長
留学経験は、英語環境でのさまざまな挑戦から成長を促します。
言語や文化の違いによるコミュニケーションの障壁を乗り越えながら、自己表現力の向上に努めることになります。
さらに、留学中に直面したビジネス上の課題や困難を解決する過程で、彼は問題解決能力やリーダーシップスキルを磨く機会を得られるでしょう。
これらの挑戦と成長は、英語力だけでなく、個人としての発展にも大きく貢献します。
成田悠輔の英語力についてまとめ
成田悠輔さんの英語力についてと、彼の英語に対しての発言のポイントをまとめます。
- 東大卒、スタンフォード大学客員助教経験あり、マサチューセッツ工科大学で博士号取得、現在は米イエール大学で助教授を務める。
- 小中高は不登校気味であり、大学卒業までは英語がぜんぜん喋れなかった
- 日本を離れ、一切英語しか通用しない環境に身を投じることで、本物の英語力を習得
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